前にベンツ(スリット)があるデザインの、夏に合うノースリーブトップスを作ってみました。
サイズM(ゆったりめ)
※ベンツとは…スーツやジャケットの裾部分に入っている、重なりのあるあきのことです。
おすすめ書籍
完成品
■着丈
58cm(後ろの首の付け根から裾までの長さ)
■バスト
83cm~85cm(デザイン上少しゆったりめです)
1.型紙ダウンロード
当ブログの型紙は、洋裁CADにて作成しています。
https://洋裁.net/
2.準備するもの
■表地(柄合わせが必要な場合、長めに用意)
110cm幅:140cm
■ボタン
1個
■ソフトルーパー(糸ループを作る場合、不要)
1個
■バイアステープ
※別途用意しても、表地から作ってもOKです。
3.地直し、裁断、端始末
3.1 生地はあらかじめ地直ししておきます。
印刷した型紙を切り取り、生地に配置し裁断します。
※裁断前に型紙の確認・補正を行って下さい。
*型紙配置例*
*出来上がるパーツ*
- 右前身頃(1枚)
- 左前身頃(1枚)
- 後身頃(1枚)
- 当て布(1枚)
4. 接着芯をつけ、布端を始末する
4.1 以下画像のように表地に接着芯をつけ、出来上がったパーツの端始末をします。
5. 後ろのあきを始末する
5.1 当て布で、後ろ身頃のあきを始末します。
後ろ身頃と当て布を中表にし、中心にしつけをします。
5.2 しつけた中心をミシンで囲みながら縫い、しつけをとって中心に切り込みを入れます。
5.3 ひっくり返してアイロンで整え、端ミシンをします。
※裏地を使う場合は襟ぐりを縫う際に一緒に縫います。
6. ベンツを始末する
6.1 裾を折り上げ、見返しと持ち出しを出来上がり線に折ってアイロンをかけます。
6.2 裾の縫い代にベンツをまつり(巻き縫い)、左右を中表に合わせて矢印の方向で縫います。
6.3 右前身頃の縫い代にだけ、図のように切り込みを入れます。
6.4 切り込みから上の縫い代を割り、ベンツのあき止まりに表からミシンをかけます。
7. 前後身頃を縫い合わせる
7.1 前後身頃の肩と脇下を縫い合わせ、縫い代をアイロンで割ります。
7.2 襟ぐりと袖ぐりをバイアステープで始末します。以下のページ参照。
8. ボタンをつける
8.1 後ろあきにボタンをつけ、糸ループで輪を作ります。※ソフトルーパーでもOKです。
9. 裾を始末する
9.1 裾の縫い代を折ってアイロンをかけ、表からミシンorまつり縫いで始末し完成です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。