股上やや浅め、裾丈短めで、着回し◎なワイドパンツです。
生地を変えればオールシーズン使えます。裏地あり。サイズM、L。
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完成品
サイズ | M | L |
ウエスト | 67~69cm | 70~72cm |
股上丈 | 26cm | |
パンツ丈 | 80cm |
1.型紙ダウンロード
【Mサイズ(ウエスト67~69cm)】型紙ダウンロードはこちら
【Lサイズ(ウエスト70~72cm)】型紙ダウンロードはこちら
当ブログの型紙は、洋裁CADにて作成しています。
https://洋裁.net/
2.準備するもの
■表地(お好きな生地を使ってください。)
135cm幅:200cm
※柄がある生地の場合は、柄合わせのために多めに用意します。
■裏地
126cm・137幅:180cm
※裏地をつけない場合は省略し、ポケット用としてスレキ等を用意して下さい。
■接着芯、接着テープ(伸び止め)
■ファスナー
12.6cm:1本
※長めに用意し、長さ調節をして下さい。
■接着ベルト芯
3cm幅:75cm
※少し長めに用意し、長さ調節をして下さい。
■かぎホック(前カン)
1セット
3. 地直し、裁断
3.1 生地はあらかじめ地直ししておきます。 印刷した型紙を切り取り、生地に配置し裁断します。
※裁断前に股下丈の確認・調整を行って下さい。
*出来上がるパーツ*
- 前パンツ(2枚)表地
- 後パンツ(2枚)表地
・前パンツ(2枚)裏地
・裏パンツ(2枚)裏地
- 袋布(2枚)裏地orスレキ
- 脇布(2枚)表地
- 見返し(1枚)表地
- 持ち出し(2枚)表地・裏地
- ベルト(1枚)表地
4.布端を始末する
4.1 前後パンツと脇布の布端を、ロックミシンまたはジグザグミシンで始末します。
5. 見返しと持ち出しを作る
5.1 見返しに接着芯を貼り、布端にロックミシンまたはジグザグミシンをかけます。
5.2 表持ち出しに接着芯を貼り、裏持ち出しと中表にして縫い合わせ、表に返して始末します。
6. 脇ポケットを作る
6.1 袋布に脇布を外表になるようにして画像の通りに縫い、ポケット口に伸び止めテープを貼ります。
6.2 前パンツのポケット口と、袋布のポケット口を合わせ、ずれないようにしつけをします。
※仮止めのり等使用してもOKです。
6.3 前パンツポケット口をアイロンで折り、しつけをします。
ポケット縫い代と袋布に止めミシンをし、前パンツ表からポケット口にミシンをかけます。
6.4 袋布の底を袋縫いするため、中表にして底にミシンをし(5cm残す)、表に返します。
(作るパンツに裏地がある場合はこの工程を飛ばします)
6.5 前パンツポケット口と脇布を重ねて(袋布はよける)しつけをし、ウエスト部分と脇をミシンで止めます。
7.ダーツとタックをたたむ
7.1 前パンツのタックと、後ろパンツのダーツを縫います。
8.脇を縫う
8.1 前パンツと後ろパンツの脇を縫い、縫い代をアイロンで割ります。
8.2袋布の脇を後ろパンツの折り返した縫い代にミシンで止めつけ、袋布の底を袋縫いにして袋布を仕上げます。
8.3 前パンツの表から、ポケット口スティッチの両端にかんぬき止めをします。
9.股下と裾始末をする
9.1 股下を縫い、縫い代をアイロンで割ります。
9.2 裾の布端を、ロックミシンまたはジグザグミシンで始末します。
9.3 裾を印から折り、縫い代をまつり縫いまたは奥まつりで始末します。
9.4 折り山線にアイロンをかけます。
10.股ぐりを縫う
10.1 あき止まりまで股ぐりを縫い合わせ、左パンツに見返しを縫い付けます。
10.2 股ぐりの縫い代をアイロンで割ります。
11.ファスナーをつける
11.1 以下の過去記事を参考に、ファスナーをつけていきます。
12.裏地パンツをつくる
※裏地なしの場合はこの工程を飛ばします。
12.1 ダーツとタックをたたみ、前後パンツの脇を以下の順番で縫います。
②縫い代を2枚一緒にロックミシンorジグザグミシンで始末し、前パンツ側に倒します。
12.2 股下を以下の手順で縫い、股ぐりを縫います。最後に裾を三つ折りミシンで始末します。
※股ぐりは、あき止まりから3cm手前で縫い止めます。
②縫い代を2枚一緒にロックミシンorジグザグミシンで始末し、前パンツ側に倒します。
12.3 前開きの縫い代を一部カットして折り線で折り、しつけをします。
12.4 表地と裏地の後ろ中心(ウエストから10cm程度)と、股ぐり(3~4cm程度)を合わせて中とじをします。
※しつけ糸2本どりで、ゆるく止めます。
12.5 表地と裏地パンツを合わせます。ウエストラインをしつけで止め、前あきをまつります。
13.ベルトをつける
13.1 以下参考ページの手順でベルトをつけていきます。
・ベルトを表に返した後ミシンで縫い止めず、まつり縫いで始末します。
・裏地と表地の裾を糸ループで止めます。
14.かぎホック(前カン)をつける
14.1 以下の過去記事を参考に、かぎホックをつけていきます。
15. 仕上げをする
15.1 股下と脇縫い目を合わせてアイロンをかけて完成です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。