タキシードのカラーとして有名なショールカラーの製図方法を解説したいと思います。
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1. 原型を用意しダーツを移動する
1.1 以下参考ページより原型を用意し、胸ぐせダーツを移動します。
【原型製図】レディース原型作り(新文化式)
2000年頃にリニューアルした、新文化式原型の製図方法を解説していきます。
【文化式新原型】身頃ダーツの移動方法
現代女性の体型によりフィットするよう、文化式新原型はリニューアルに伴い各部位にダーツが追加されました。 今回は基本のダーツ移動方法を解説していきます。
2. 折り返り線を引く
2.1 前中心に重なり分(1.5~2cm)を追加し、BL*からWL*の間で折り返りどまりA点を決めます。
※BL…バストライン
※WL…ウエストライン
2.2 肩線から延長線を引き、NP(ネックポイント)から0.6cmの点をBとし、Aと結びます。
3. ラペルの形を作る
3.1 肩先をCとし、前衿ぐりから2cm下がった点とを結びます。
D点のために長めに引きます。
3.2 線ABから6cm直角に引き、交点をDとします。
3.3 AとDを結び、ふくらみをつけ、ラペルの形を作ります。
4. 前衿ぐり線を引く
4.1 Bから2.3cmの点をEとします。
4.2 AB線とCD線の交点から2cmの点をFとし、EとFを結びます。
5. 後ろ衿つけ線をねかす
5.1 Eから、AB線と平行になるように線を引き、後ろ衿ぐり寸法(●)を測ります。
この点をGとします。
5.2 コンパスを使って、Gから3cm測ります。
5.3 EG線と同じ寸法を引き、交点をHとします。EHを結びます。
6. 後ろ中心、衿外まわりを引く
6.1 Hから直角に7cm*線を引き、そこからDまで自然な線を引き完成です。
※3cm衿腰、4cm襟幅
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