現代女性の体型によりフィットするよう、文化式新原型はリニューアルに伴い各部位にダーツが追加されました。
今回は基本のダーツ移動方法を解説していきます。
1. 原型を用意する
1.1 原型を用意します。
【原型製図】レディース原型作り(新文化式)
2000年頃にリニューアルした、新文化式原型の製図方法を解説していきます。
作った原型でトワルを組んで原型を補正してみる(文化ドレメ新原型比較)
新文化式原型、新ドレメ式原型をシーチングを使ってトルソー(洋裁用ボディ)に着せて実際に比較してみました。
2. ダーツ移動方法
2.1 項目1で用意した原型に別の製図用紙を重ねて、以下の手順で製図していきます。
■作業手順
①以下項目、各画像の黄色部分以外を先に書き写します。
②中心点をペン先などで押さえ、回転させて黄色部分を書き写ます。
③操作した箇所が角にならないよう、自然なカーブを書き足します。(修正線・画像内青線)
①以下項目、各画像の黄色部分以外を先に書き写します。
②中心点をペン先などで押さえ、回転させて黄色部分を書き写ます。
③操作した箇所が角にならないよう、自然なカーブを書き足します。(修正線・画像内青線)
【後ろ身頃・肩ダーツの移動】
■袖ぐりへ移動する
★肩ダーツ起点(画像内中心点位置)から、袖ぐりへ平行に移動線を引きます。
■襟ぐりへ移動する
★襟ぐり線の中点から、肩ダーツ起点(画像内中心点位置)へ移動線を引きます。
【前身頃・胸ぐせダーツの移動】
■脇下へ移動する
★脇下線上の任意の点から、BP(バストポイント)へ移動線を引きます。
■肩へ移動する
★肩線の中点から、BP(バストポイント)へ移動線を引きます。
■襟ぐりへ移動する
★襟ぐり線の中点から、BP(バストポイント)へ移動線を引きます。
■ウエストラインへ移動する
★BP(バストポイント)から垂直に移動線を引きます。
【後ろ身頃・ウエストダーツの移動】
■ウエストダーツをたたむ
★脇線側のウエストダーツ起点から、袖ぐりへ平行に移動線を引きます。
以上、原型ダーツの移動方法でした。
ご参考にしていただければ幸いです( ´꒳`)b
最後までお読みいただき、ありがとうございます♡