子供服の型紙はたくさん本が出ているので、その通り作る分には問題ないですが、できればかわいい子には好きなデザインの服を作ってあげたいですよね。
それにはまず原型が必要。ということで子供の原型作りを載せてみました。
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1.採寸
原型作りの前に採寸を行ないます。
※採寸の仕方・子供サイズ一覧表はこちらから
2. 原型を書く前に
2.1 洋裁店などで売っているハトロン紙を使用します。
(なければコピー用紙などを使用してもOKですが、やりにくいです)
方眼ハトロン紙という線が入ったものがあるのでそちらを使用すると楽です。
3.原型製図(身頃)
3.1 縦に背丈、横にバスト寸法÷2にゆとり分7cmを足した寸法で長方形を書きます。
3.2 一番上の線かバスト寸法÷4に0.5を足した寸法を測り平行に線を引きます。この線がバストラインになります。
3.3 【3.2】で引いた線を2等分し、中心線から直角に線を一番下の線まで引きます。
3.4 【3.2】で引いた線を3等分します。
左の3等分した点に1.5㎝足し、一番上へ直角に線を引きます。(背幅線)
右の3等分した点に0.7㎝足し、同じく一番上へ線を引きます。(胸幅線)
3.5 後ろ衿ぐり線と後ろ肩線を引く為の補助線(製図を書きやすくするための線)を図のように引きます。
赤線:バスト÷20+2.5・・・◎とします。(例:4歳児胸囲54㎝だと、54÷20+2.5=5.2 ◎=5.2)
赤線右上に◎を3で割った分を直角に引きます。(青線○)
(◎=5.2 5.2÷3=1.7 ○=1.7 小数点第2四捨五入)
3.6 図のように背幅線上から【3.5】で出た寸法○を引き、 そこから直角に右へ同じく○-0.5cmの補助線を引きます。
3.7 前の衿ぐり線と前の肩線を引く為の補助線を同様に引きます。
3.8 後ろ肩線△から1cmマイナスした長さで前肩線を引きます。
※細かくぐし縫いor粗ミシンをして糸を引き、ギャザーがよらないように縮めてスチームアイロンで馴染ませる
3.9 補助線に従って後ろ衿ぐり線・前衿ぐり線を引き、袖ぐり線を引く為の補助線を引きます。
※Dカーブルーラなどで曲線を引きます。
3.10 袖ぐり線をカーブで引きます。
3.11 【3.5】で出た○に0.5cm足した寸法を前中心線下(右下)から直角に線を引きます。
前バストラインを図のように2等分し先程前中心線と同じ長さを下に引きます。
そこからわき線まで線を引いて子供原型(身頃)は完成です。
お疲れ様でした。次は袖の書き方です。
4.原型製図(袖)
4.1 作った原型の袖ぐりを測ります。
図のA点~B点、B点~C点迄の寸法をメジャー等で測ります。
※Dカーブルーラのメモリを使ってもOKです。
A点~B点迄を後ろAH(アームホール)、B点~C点迄を前AHと言います。
4.2 採寸またはサイズ表にある袖丈を縦線(半袖の場合は袖丈/2+2.5)を引きます。
袖山の寸法を計算して頂点から測り、(AH/4+x)※xの値は図参照
そこから左右に横線を引きます。(適当に長めに)
4.3 【4.1】で測った前AHの寸法を図のように引きます。
後ろAHの寸法に1cm足し、同じく引きます。それぞれの袖幅が決まります。
4.4 半袖or長袖の長さまで図のように引きます。袖幅はそれぞれ同じになります。
4.5 前AH/2、前AH/4の寸法を計算し、図のように曲線を書きます。
これで子供原型は終了です。お疲れ様でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございます♡