ジャケットやスーツ類によく見られる、両玉縁フラップ(ふた、雨蓋)ポケットの縫い方を解説します。
ポケット口のまわりに玉縁をつけることで、通常のフラップポケットよりもポケット口がしっかり仕上がります。
1. フラップ、袋布などを用意し接着芯を貼る
1.1 以下6点を用意します。
- 表フラップ(表布)
- 裏フラップ(表布)
- 玉縁布(表布)×2
- 向こう布(表布)
- 袋布(裏布orスレキ)
1.2 向こう布の下側にジグザグorロックミシンをかけます。
1.3 表フラップと玉縁布、身頃ポケットつけ位置(裏面)に接着芯を貼ります。
2. フラップを作る
2.1 表フラップと裏フラップを中表にし、表フラップを0.2~0.3cm内側にずらします。
2.2 印より0.2cm外側の位置にミシンをかけます。
2.3 厚紙で作った型紙を当て、出来上がりにアイロンで折ります。
2.4 フラップを表に返し、裏フラップを0.2cm控えてアイロンで形を整えます。
3. 玉縁布を身頃につける
3.1 フラップの上になる方の玉縁布を2つに折り、玉縁つけ位置に図のように置いてミシンで縫います。
3.2 袋布の表面に玉縁布を図のように置き、しつけをします。
3.3 反対側に向こう布を置き、ミシンで縫います。
3.4 袋布と身頃を中表にし、玉縁布を玉縁つけ位置に置いてミシンで縫います。
4. ポケット口を作る
4.1 玉縁布の縫い代をよけ、ポケット口にY字形に切れ目を入れます。
4.2 切れ目から玉縁布と袋布を身頃裏面に引き出します。
4.3 身頃をよけ、ポケット口両端の三角形の布を3回ミシンで縫います。
5. フラップをつける
5.1 【工程2】で作ったフラップを玉縁布の間(ポケット口)に入れ、袋布を2つに折ります。
5.2 身頃を手前に折り、玉縁布のミシン目のきわに袋布まで通してミシンをかけます。
6. 袋布を縫う
6.1 袋布のまわりを2回ミシンで縫い、完成です。
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