チューリップや花びらの形になるよう袖を重ねたペタル(チューリップ)スリーブの縫い方を解説します。
1. 見返しを作る
1.1 以下図のように見返しの裏面に接着芯を貼り、ロックミシンorジグザグミシンで端始末をします。
薄い生地の場合、見返しではなく縫い代を三つ折りで始末して項目3に進みます。
2. 袖口に見返しをつける
2.1 袖口のカーブ部分の縫い代にぐし縫いをします。
2.2 袖下の縫い代端をロックミシンorジグザグミシンで始末します。
2.3 袖と見返しを中表にし、袖口をミシンで縫います。
2.4 ミシン目にアイロンをかけます。
2.5 ぐし縫いの糸を引きながらアイロンをかけ、縫い代を開きます。
2.6 見返しを表に返してアイロンをかけ、袖口の形を整えます。
3. 袖下を縫う
3.1 前後袖を中表にして袖下をミシンで縫い、縫い代をアイロンで開きます。
3.2 見返しが動かないよう奥まつりをします。
4. 仕上げをする
4.1 前袖が上になるよう袖山の合印を合わせて重ね、縫い代にしつけをして袖を固定します。
4.2 袖山の縫い代にぐし縫いをし、糸を徐々に引きながら袖まんじゅうを使って袖の形を作り、袖付け寸法まで縮めます。
4.3 身頃の中に袖を入れて中表にし、合印をあわせてしつけをします。
4.4 しつけに沿って袖側からミシンで縫い、縫い代をロックミシンorジグザグミシンで始末します。
縫い代を袖側に倒して完成です。
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