【文化式新原型】2枚袖の製図方法

部分別製図方法
部分別製図方法

スーツの袖といえばこの2枚袖!
文化式新原型から製図する方法を解説していきたいと思います。

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1. 袖山の高さを測る

1.1 以下の参考ページから原型を用意し、図のように平均肩丈5/6で袖山の高さを決めます。

2. 袖丈・肘・袖ぐり線を引く

2.1 袖山から袖丈寸法+3~6cmをとって線を引き(袖山線)、身頃のBL(バストライン)~WL(ウエストライン)までの長さ(△)の位置にEL(エルボーライン/肘線)を引きます。

2.2 袖山点から【項目1】で測った袖山の高さ分を測り、そこから直角に袖幅案内線を引きます。

2.3 袖山線より後ろ身頃側に1cm移動した位置を袖山点とし、そこから前AH寸法後ろAH寸法+1+★を引いて袖幅案内線と交差させます。(これで袖幅が確定します)

★はバストが85cm以上の場合に加算します。
85~89cmは+0.1cm、90~94cmは+0.2cm、95~99cmは+0.3cm

2.4 身頃袖ぐり線を両端に反転させて書き写し、袖山のカーブ線をつなげて袖ぐり線を引きます。
いせ分量は前後身頃AH寸法の6~8%にします。

①前後見頃AH寸法の○%(いせ分量)の計算方法
前後見頃AH寸法×x%(0.0x)=y (いせ分量5%の場合、前後見頃AH寸法×0.05)
②前後のバランスを3:2にする計算方法
・後ろのいせ分=(y÷5)×3
・前のいせ分=(y÷5)×2

3. 袖の輪郭線を引く

3.1 前後袖幅をそれぞれ2等分し、袖口と垂直に結びます。

3.2 肘線で0.5cm、袖口で0.5cmを測り線を引きます。(折り山線)

3.3 袖口寸法は袖幅÷2の3/4くらいを目安にし、後ろの交点から袖口線を線で結びます。

3.4 肘線上で【項目3.3】で引いた線との間を2等分し、中心点を通る線(折り山線)を引きます。

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4. 内袖線を引く

4.1 【項目2.4】で引いた袖ぐり線を、前後それぞれで反転させて書き写します。

4.2 前側の折り山線から2.5cm、後ろ側の折り山線から2cm測り、線を引きます。

5. 外袖線を引く

5.1 内袖と重なるようにカーブを引きます。

6. 写し取る

6.1 別の紙に写し直して完成です。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます♪

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