撥水生地を使ってレインコートに。秋冬生地を使ってアウターに使用できる型紙を作ってみました。
サイズフリー(ビッグシルエット)
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完成品
前脇部分に紐通し口があり、そこから紐を通して結ぶことで前身頃に絞りが入る構造です。
紐通し口を作らないことで通常のフード付きケープとして利用できます。
1.型紙ダウンロード
当ブログの型紙は、洋裁CADにて作成しています。
https://洋裁.net/
2.準備するもの
■表地(レインコートの場合、ナイロンタフタ等)
120cm幅:3m40cm
※柄合わせが必要な生地を使用する場合、上記以上の長さを用意して下さい。
■接着芯
■ボタンまたはスナップボタン
20~25mm:5~6個
※お好みに合わせてボタン数を調整して下さい。
■バイアステープ
10mm幅
※フードの縫い代始末用
※ナイロンタフタ使用の場合、同生地で作るか、別途ナイロンバイアステープを用意して下さい。
3.地直し、裁断、端始末
3.1 生地はあらかじめ地直ししておきます。
印刷した型紙を切り取り、生地に配置し裁断します。
※裁断前に型紙の確認・補正を行って下さい。
*出来上がるパーツ*
- 前ケープ(2枚)
- 後ケープ(2枚)
- フード(2枚)
- ベルト(1枚)
3.2 出来上がったパーツの端始末をします。
4.接着芯を貼る
4.1 各パーツに接着芯を貼ります。
5. 後ろ中心を縫い合わせる
5.1 後ろ中心を縫い合わせ、縫い代を折り伏せ縫いで始末します。
6. 後ろケープの肩を縫い、前後ケープを縫い合わせる
6.1 後ろケープの肩を縫い合わせます。
6.2 紐通し口を一緒に縫わないよう注意しながら、前後ケープを縫い合わせます。
7. フードを作り、ケープと縫い合わせる
7.1 フードのダーツをたたみます。
7.2 下参考ページの手順でフードを作り、ケープと縫い合わせます。
8. 前あきを作り、ボタンをつける
8.1 以下参考ページの手順でボタンホールと前あきを作ります。
8.2 ボタンを前ケープ下前に縫い付けます。
9. ベルトを作る
9.1 ベルト中心から折って縫い合わせ、表から飾りミシンをして完成です。
10. 裏地をつける場合
10.1 裏地を用意する
10.1.1 フードと身頃の型紙を用意し、縫い代を修正して裏布を裁断します。
※表地は【項目6】まで進めておきます。
10.2 各パーツを縫い合わせる
10.2.1 後ろ中心、肩、フード中心、ダーツをそれぞれ縫い合わせます。
※きせのかけ方はこちらの記事を参考にして下さい。
10.3 ボタンホールを作る
10.3.1 表地ケープの前あきに、ボタンホールを作ります。
※ボタンは最後に縫い付けます。
10.4 表地と裏地を縫い合わせる
10.4.1 【ケープ】表地の見返し端と裏地の前端を揃えて(中表)、出来上がり
※裾は最後まで縫わず、3cm縫い残します。
10.4.2 【フード】表地・裏地の見返し端を揃えて(中表)、端から1cm幅で縫
10.4.3 【フード】表に返して表地出来上がり線にそって折り、裏地にかからないように押えミシンをします。
10.5 襟ぐりを始末する
10.5.1 表地・裏地ケープの間にフードを挟み、襟ぐりを縫い合わせます。
10.6 裾を始末する
10.6.1 下記ページの【項目2.3】から【項目2.4】を参考に、表地ケープの裾始末をして表に返します。
10.6.2 裏地の裾を折り、奥まつりをします。
10.7 ボタンをつける
10.7.1 以下参考ページの手順でボタンを縫い付けます。
10.8 紐通し口をまつる
10.8.1 表地・裏地の紐通し口を裏からまつって完成です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝
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